最近は合皮ハンドル剥がれ修理のお問い合わせが増えています。
2025/08/11
最近は合皮ハンドルの剥がれ修理のお問い合わせが増えています。
合成皮革(PVCやPUレザー)が
ハンドクリームや日焼け止めクリームの付いた手で触ると、
めくれ・剥離が起きやすくなります。
その理由は、主に化学的な劣化と物理的な摩耗が組み合わさって進むからです。
合成皮革の構造は3層からなります。
表面:ポリウレタン(PU)やポリ塩化ビニル(PVC)の塗膜
中間層:発泡や織布の下地
接着層:表面塗膜を基布に固定する層
この「表面塗膜」が劣化すると、パリパリ割れたり、ペロンとめくれたりします。
ハンドクリームによる劣化メカニズム
ハンドクリームには以下の成分が多く含まれます。
◯油脂(ミネラルオイル、シアバター、ホホバ油など)→ PUやPVCに浸透し、可塑剤を溶かし出し、柔らかくしすぎてしまいます。
◯界面活性剤→ 接着層や塗膜をゆるめてしまいます。
◯水分→ PUの加水分解を促進(ベタつきや剥がれの原因)
◯香料・アルコール→ 塗膜の溶解や微細なひび割れの拡大を促進します。
この結果、
表面層が膨潤 → 粘着・ベタつき、内部の接着層が弱くなり、
摩擦や握力によって表面層がめくれてしまいます。
これらの作用にこの季節は
車内環境の加速要因が加わります。
◯高温(夏の直射日光で車内は70℃以上)→ 化学反応速度が倍増し、PUの加水分解やPVCの可塑剤流出が進みます。
紫外線→ 分子鎖切断 → 塗膜脆化
冬場の乾燥と夏場の高湿度の繰り返し
→ 表面の伸縮疲労
以上の事が主な原因と考えられます。
予防策として、
◯運転前にハンドクリームを塗った場合は、乾くまで(最低5〜10分)待つ
◯ウェットティッシュや中性洗剤でハンドルを定期的に拭く
◯ハンドルカバーを使用(ただし通気性のあるもの)
◯駐車時はサンシェードで高温・紫外線をカット
などをして頂くとハンドル表面の状態をより良い状態でキープする事が出来ます。
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リペア工房 GET BACK
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